第26回小津安二郎記念蓼科高原映画祭のプレイベントとして、8月25日（金）夜、蓼科湖畔で屋外映画上映会が開かれました。
上映作品は、昭和34年、小津監督が蓼科で脚本を執筆し製作された「お早よう」。東京郊外の新興住宅地を舞台に戦後の庶民生活を描いた家族向けの心温まる作品。主演は、蓼科に別荘を持っていた佐田啓二。佐田は、俳優中井貴一の父親で、中井は「お早ようの父の演技は、小津作品出演作の中でも一番素直に演じていて、私の一番好きな父の姿がある」などと語っている作品です。
この日は、観光客や別荘住民らを加え、茅野市内外から親子連れら約50人が来場し、夜空の真ん中で白鳥座がきらめく下で、涼やかな高原の夜風を浴びながら、映画を楽しんでいました。
プレイベント２日目の26日（土）午後７時からは、トム・クルーズ「トップガン　マーヴェリック」が上映されます。入場料は大人1000円、小学生～高校生500円、小学生以下無料です。

蓼科BASE　柴田